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【新人戦2026 注目チーム特集】 カヌー 神埼高校 佐藤丸日リーダー・入口心希選手

配信:
2026/9/25 0:21:25
取材:
2026/9/19 1:00:00
【新人戦2026  注目チーム特集】 カヌー 神埼高校 佐藤丸日リーダー・入口心希選手
SSPフレッシュシリーズ神埼高校カヌー

高校総体で頂点に立った神埼高校女子カヌー部。新チームとなった現在は、1年生3人を中心に、男女合わせて14人で活動している。先輩後輩の仲が良く、互いに教え合いながら成長を続けるチームの中で、1年生リーダーを務める佐藤丸日選手と、同じく1年生の入口心希選手も日々練習に励んでいる。中学時代はそれぞれソフトボールと卓球に取り組み、高校からカヌーを始めたという2人。競技を始めたきっかけやこれまでの経験、そして初めて挑む新人戦への思いを聞いた。


神埼高校 佐藤丸日選手


「お前の居場所はここだ」 導かれるように始めたカヌー

中学時代はソフトボール部に所属していた佐藤選手。高校では当初、部活動に入る予定はなく、周囲から「部活には入った方がいい」と勧められたことで、野球部のマネージャーも考えていたという。

そんな中、カヌー部顧問の園田先生と出会った。

「ソフトをしていた話をしたら、「カヌー部にこい」と言われました。でも最初は入らなくて。でも、周りが入部して1週間くらいたった時にまた園田先生と会って、「お前の居場所はここだ」って言われて。そこから入りました」

最初は思い描いていなかったカヌー部。しかし、今では「とても楽しい」と笑顔を見せる。

佐藤選手が取り組むのは、片側だけにブレードが付いたパドルを使うカナディアン。バランスを取りながら艇を進める難しさに苦戦しながらも、自分自身の成長を感じられることが競技の魅力だという。

「自分で自分の課題を見つけて、それを改善して、どんどん成長していけるので楽しいです」

高校から始めた競技だからこそ、まだまだ伸びしろは大きい。先輩たちの姿を見ながら、少しずつ自分の漕ぎを磨いている。

自分の漕ぎを見つめ、先輩から吸収する

高校総体を振り返り、佐藤選手が感じたのは、先輩たちの技術の高さだった。

「先輩たちの漕ぎは速いと感じる部分もあります。でも、そこから吸収できる部分も多いと思っています」

その言葉通り、佐藤選手は練習の中でも自分の動きを客観的に見ることを大切にしている。毎回、自分の漕ぎを動画で撮影し、練習後に振り返ることで課題を見つけている。

一方で、カナディアンならではの難しさも感じている。中学まで続けていたソフトボールの動きが、思わぬところで影響することもあるという。

「ソフトの投げる動作と似ている部分があって、ついつい真似して漕いでしまうんです。でも、そうするとバランスが上手に取れなくて。そこが難しいです」

それでも、分からないことがあれば先輩に聞き、少しずつ修正していく。自分で課題を見つけ、周囲から学びながら成長していく姿勢は、1年生リーダーとしての役割にもつながっている。

現在は、先輩がいない時に1年生へ指示を出したり、基礎練習での片付けを含めて、効率よく練習を進める方法を考えたりしている。

「先輩たちは忙しくても後輩の面倒を見てくれるので、そういうところを引き継いでいきたいです」

先輩から受け取ったものを、今度は自分が後輩へ。競技だけではない部分でも、チームを支える存在になろうとしている。

神埼高校 入口心希選手

「インターハイに出る自分」を思い描いて

入口選手もまた、高校からカヌーを始めた1年生だ。中学時代は卓球部に所属していたが、体験入部でカヌー部を訪れたことが入部のきっかけだった。

「先輩たちから熱い勧誘があって、実際にカヌーをしてみたらすごく面白かったので、入部を決めました」

これまでとは全く違う競技への挑戦。最初に苦労したのは体力だった。

「体力が全然なかったので、そこに苦労しました」

それでも、練習を重ねる中で少しずつ変化を感じるようになった。カヌー競技そのものの楽しさに加え、体力がついていくこと、そして努力が結果に表れやすいことにも魅力を感じている。

「カヌーをやっている人がそもそも多くないので、結果が反映されやすかったり、体力がついたり。何より漕ぐこと自体が楽しいです」

そんな入口選手が競技力を高めるために意識しているのが、先輩から積極的に学ぶことだ。同じカヤックに乗る先輩に、足の使い方や漕ぎ方について自ら質問し、技術を吸収している。

現在の2年生は全員が高校からカヌーを始めた選手。初心者から競技を始めた先輩たちの姿も、入口選手にとって大きな刺激になっている。

「お互いに切磋琢磨しながら、先生の教えを参考に頑張っています」

1秒差が生んだ「もっと頑張りたい」

高校から始めた入口選手にとって、特に印象に残っているのが1年生の最初に出場したポロ艇大会だ。

1年生の選手たちが同じ船に乗り、順位を競う大会で、入口選手は2位に入った。

「1位の子と1秒くらいしか差がなかったんです。それをきっかけに、もっと頑張りたいと思いました」

わずかな差だったからこそ、「もっと上に行ける」という実感にもつながった。

これまで県大会に出場した経験もなかったという入口選手。しかし、園田先生から、カヌーなら県大会や全国大会、さらにその先を目指せることを教えてもらった。

苦しい練習を乗り越える時に思い浮かべるのは、その先にある舞台だ。

「自分がインターハイに出場する姿を想像して頑張っています」

高校入学をきっかけに出会ったカヌー。その競技で、これまで見たことのなかった景色を目指している。

仲の良さを力に、それぞれの「500メートル」へ

新チームになった神埼高校女子カヌー部の魅力について、2人が口をそろえて挙げたのが、チームの仲の良さだ。

佐藤選手は「元気がすごくあって、先輩後輩の仲がめちゃくちゃいい」と話し、入口選手も「気を使わなくていいし、たくさん話ができる」と笑顔を見せる。

プライベートでも仲が良く、分からないことがあればすぐに聞ける。高校から競技を始めた2人にとって、身近に頼れる先輩がいる環境は大きな支えになっている。

そんなチームで迎える新人戦。佐藤選手は女子カナディアンで、入口選手は女子カヤックで、それぞれ一人での出場となる。

「500メートルを漕ぎ切って、九州大会に進みたいです」

そう話す佐藤選手に対し、入口選手も「500メートルで落ちないように、自分のベストを尽くしたい」と意気込む。

それぞれ違う競技、違うきっかけでカヌーと出会った2人。それでも、先輩から学び、仲間と支え合いながら、少しずつ前へ進んでいることは同じだ。

高校から始めたばかりだからこそ、これから経験する大会も、乗り越える壁もまだまだ多い。高校総体で先輩たちが見せた姿を追いかけながら、今度は自分たちが新チームの一員として水面に挑む。

初めての新人戦で、2人が積み重ねてきた練習をどこまで力に変えられるのか。
神埼高校女子カヌー部の1年生コンビの挑戦に注目したい。


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株式会社WIDE -

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