【高校総体2026 注目チーム特集】清和高校女子ソフトテニス部、緩急自在のプレーで全国へ 主将 髙市絆選手

県総体、そしてインターハイへ――。
昨年10月の新人戦で県団体優勝を果たした佐賀清和高校女子ソフトテニス部。九州大会でも勝ち上がり、今年3月には全国選抜の舞台へ立った。着実に実績を積み重ねるチームは、来たる総体でさらなる高みを目指す。
かちスポでは、その中心でチームを引っ張る主将・髙市絆選手にインタビューを実施。
総体を前にしたチームの変化や強み、そして総体へ懸ける想いを語ってもらった。
佐賀清和高校 髙市絆 主将
“話し合えるチーム”への進化
今年のチームで最も大きく変わったのは、「全員で考える姿勢」だという。
主将は、「先輩・後輩関係なく、気になったことを話し合えるようになった」と語る。
練習の意義やプレー中の課題について積極的に議論を交わすことで、チーム全体の練習強度や意識が大きく変化した。
さらに、現2年生の存在も大きい。プレー面だけでなく精神面でもチームを支える存在となっており、
「チームの停滞感やわだかまりが少なく、気持ちよく活動できている」
と現在の雰囲気に手応えを感じている。
目標は県総体優勝、そしてインターハイへ
今年の最大の目標は、県総体での団体優勝。
個人戦でもベスト4入りを果たし、確実にインターハイ出場へつなげることを掲げている。
さらに、その先の全国の舞台でも「過去最高の結果を更新したい」と強い思いを口にした。
現在はダブル後衛のスタイルに取り組んでいる髙市主将。
(ダブル後衛とは、主に2人ともベースライン付近でラリーを行い、広い守備範囲と粘り強いラリーで試合を組み立てる戦術。前衛を置かない分、配球や体力、2人の連携力が勝負を左右する。)
日々の練習の中で多彩な技術を磨き、緩急を使い分けた幅広いプレーを追求している。また、最後まで粘り強く戦い抜くための忍耐力の強化にも力を入れているという。

徹底する“基礎基本”へのこだわり
総体へ向けて、特に大切にしているのが「基礎基本の徹底」だ。
「どんな練習でも最後まで食らいつくこと」「ミスを減らすこと」を常に意識しながら取り組んでいる。
特にサーブ、レシーブ、3球目までの展開を重要視しており、
「絶対につなげる意識」をチーム全体で共有しているという。
1球への執着心を持ち続けることが、清和高校女子ソフトテニス部の“粘り”につながっている。
キャプテンとして意識する“声”と“空気づくり”
主将として日々意識しているのは、チームの雰囲気づくりだ。
「自分から積極的に声を出し続けて、チームを鼓舞することを大切にしています」
練習中にチーム全体で声を出すことで、集中力や意識を切らさない空気を作っている。
また、キャプテンになったことで「チーム全体を見る視野が広がった」と自身の成長も実感している。
プレー面では周囲を見ながら試合を組み立てられるようになり、チームの士気を高める振る舞いも意識するようになった。
強みは“粘り強さ”と厚い選手層
今年の清和高校女子ソフトテニス部の最大の武器は、“粘り強さ”だ。さらに、後輩たちの層の厚さもチームの大きな強みになっている。
主将は、「後輩たちが勝利につなげてくれることで、3年生が思い切ってプレーできている」と語る。
上下関係を越えて支え合うチームの一体感が、今年の完成度を高めている。
注目は“緩急を使った配球”
総体で特に注目してほしいプレーについては、「多彩なボールを使った配球」と語る。
相手に読まれにくい緩急をつけた展開で、試合の主導権を握るスタイルが持ち味。粘り強いラリーの中でも、多彩なコースとテンポの変化で勝負を仕掛けていく。
総体へ向けた最後の仕上げ
総体まで残された時間で取り組むのは、改めて基礎の精度を高めること。
「1球1球を大切にして、できるだけ長くコートに立っていられる選手になりたい」と主将は語る。
最後まで粘り抜く姿勢を武器に、県総体制覇、そしてインターハイでの飛躍を目指す清和高校女子ソフトテニス部。
チーム一丸となった挑戦が、いよいよ始まる。
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