【2025 SSPフレッシュシリーズ ・弓道】佐賀県新人大会 優勝インタビュー 弓道 団体 早稲田佐賀高校

高校スポーツの新たなシーズンを告げる新人大会(SSPフレッシュシリーズ)。9月13日(土)、多久市緑が丘弓道場で佐賀県新人大会弓道競技(女子)が開催された。各校が新チームで挑む初の公式戦。緊張と熱気に包まれた射場で白熱の戦いが繰り広げられ、早稲田佐賀高校が団体で堂々の優勝を果たした。
決勝は佐賀女子A、武雄A、早稲田佐賀A、致遠館A、唐津西Aの5校によるリーグ戦。早稲田佐賀Aは序盤から安定した的中を重ね、最後まで一度も黒星を喫することなく4勝0敗、的中数47という数字で頂点に立った。
集中の眼差しを送る大竹選手
「最初は緊張したけど、最後は優勝にもっていけて良かったです」。1年生の大竹慶佳さんは、はにかみながら振り返る。初めて挑んだ大舞台を走り切った達成感は、同じく1年の山内彩瑚さんにも広がっていた。「嬉しい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませ、仲間と分かち合う勝利の喜びに目を輝かせた。
他校が星を潰し合う混戦のなかで、早稲田佐賀は粘り強さを武器に白星を重ねた。2勝2敗で並んだ武雄Aや唐津西Aを振り切り、最後まで安定した強さを見せつけたのだ。
「自分では納得いかない部分もありました」と語るのは2年の堀本美咲さん。それでも「チーム一丸となって優勝できました」と誇らしげに言葉を続け、団結力こそが無敗を支えた原動力だったことを強調した。
視線はすでに次の舞台へ。藤澤美海さんと市原晶さんは「昨年の九州新人は2位。今年は優勝を目指したい」と決意を口にする。頂点を知った今だからこそ、九州大会でのリベンジに向けた思いは強い。
狙いを定め弓を引く呂選手
「最後まで粘り強く諦めないところです」と語る関果凜さんと呂優莉さん。チームの武器はまさにリーグ戦で証明された。粘りと安定感で勝ち抜いた早稲田佐賀。1年生のフレッシュな勢いと、2年生の経験が融合したチームは、総体へと続く長い道のりに向け、すでに新たな挑戦を始めている。
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〈佐賀県高等学校弓道新人大会〉
女子団体
1位 早稲田佐賀A
2位 武雄A
3位 唐津西A
4位 佐賀女子A
5位 致遠館A
株式会社WIDE - 永石恒陽