【新人戦2026 注目チーム特集】 柔道 佐賀商業高校 常見風羽選手にインタビュー
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全国の舞台で3位という結果を残し、確かな手応えをつかんだ佐賀商業高校女子柔道部。高校総体では県大会を制し、その後の全国大会でも上位に食い込んだ。優勝まであと一歩。そんな経験を経て、新チームはさらなる高みを目指して動き始めている。今回かちスポでは、新チームのキャプテンとして、頂点を目指しチームを牽引する常見風羽選手にインタビューを行った。
佐賀商業 常見風羽選手

「あと少し」を超えるために。全国3位で得た手応え
高校総体の県大会では、チームとしての力がまだ見えない中での戦いだった。それでも優勝をつかみ、日本一に向けて良いスタートを切ることができた。
「まだ自分たちのチームがどこまで力を持っているか分からない状況だったんですけど、私たちの目標である日本一に向かって、いいスタートを切れた試合だったと感じています」
その後の全国大会では、女子団体3位。目標としていた優勝には届かなかったものの、常見選手にとっては、自分たちにも頂点に届く力があると実感した大会になった。
「あと少しで優勝できるというのもあるし、自分たちが優勝できるというのも実感できた試合だったので、あとは本当に勝ちたいという気持ちで戦う、気持ちの部分が大事だと感じています」
全国3位という結果は、悔しさと同時に自信も残した。優勝との差を知ったからこそ、次に必要なものも見えてきた。新チームでは、その「あと少し」を埋めていく。
強い相手にも、最後まであきらめない
3年生が引退し、現在は1年生4人、2年生4人の8人で活動している。
新チームの良さを聞くと、常見選手は「最後まであきらめないこと」と答えた。
「まだ弱いところも多いんですけど、自分たちより強い選手にも最初からあきらめずに戦いきるというところと、新チームになってからチーム力も強くなってきているのが良いところだと思います」
まだ力を伸ばしている途中だからこそ、強い相手と戦う時にも最初から勝負を諦めない。その姿勢をチーム全体で持てることが、新チームの強みになっている。
一方で、新体制になったばかりだからこその課題もある。キャプテンとして常見選手が感じているのは、全員が同じ方向を向くことの難しさだ。
「まだチームとして、全員が同じ方向を向けていないところがあるので、全員が同じ目標意識を持ってやっていけるように、キャプテンとして引っ張っていけるよう頑張りたいと思っています」
全国3位を経験した先輩たちが抜け、今度は自分たちがチームをつくっていく番。だからこそ、常見選手自身もキャプテンとして成長していかなければならない。
誰も見捨てない。全員で目指す団体日本一
常見選手がキャプテンとして特に大切にしているのは、練習で苦しい時に仲間を一人にしないことだ。
「団体日本一を目標にしていて、きつい練習の中で一人でも心が折れている人がいたら声をかけるようにしています。誰も見捨てず、全員で目標に向けて頑張るというところを意識してやっています」
柔道は個人で戦う場面も多い。しかし、団体戦では一人の力だけでは勝てない。8人全員が同じ目標を持ち、最後まで戦い抜くことが必要になる。
そのために、キャプテンとして仲間に声をかける。誰かが苦しい時には支える。全国3位を経験したチームだからこそ、次は「勝てるチーム」だけでなく、「全員で勝ちにいけるチーム」を目指している。
そして迎える新人戦。新チームとして初めて臨む試合で、常見選手が見せたいのは、今の自分たちの力そのものだ。
「新チームとして初めての試合なので、今の自分たちの力をどれだけ発揮できるか、ここで見せられるように頑張ります」
全国3位の経験を持つ佐賀商業高校女子柔道部。そこから先にあるのは、もちろん「日本一」だ。
まだ新チームとして始まったばかりで、全員が同じ方向を向けているわけではない。それでも、強い相手にもあきらめずに挑み、苦しい仲間には声をかける。そんな8人の積み重ねが、チームを一つにしていく。

まずは新人戦。新キャプテン・常見選手が率いる8人が、どんな戦いを見せるのか。全国3位の先に見えた「あと一歩」を超えるための、新チームのスタートに注目したい。
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