【インターハイ特集】「笑っちゃおう」を合言葉に全国へ 佐賀清和高校女子バスケットボール部 濟木遥選手

県総体を制し、佐賀県代表としてインターハイに挑む佐賀清和高校女子バスケットボール部。磨き続けてきた堅守を武器に悲願の県制覇を成し遂げたチームは、全国の舞台でも「自分たちらしいバスケット」を貫こうとしている。
今回かちスポでは、3年ぶりにインターハイ出場を決めた佐賀清和高校女子バスケットボール部を取材。主将・濟木遥選手と貞松大監督にインタビューを実施した。
第1弾となる今回は、主将・濟木遥選手へのインタビューを掲載。県総体優勝の要因や九州大会で得た課題、そして全国の舞台へ懸ける思いを聞いた。
濟木遥選手
県内3大会を制覇 悲願のタイトル獲得
新人戦、春季大会、そして県高校総体。今シーズン、新人戦以降の県大会を制している清和高校女子バスケットボール部が、今夏のインターハイへ挑む。
ここ数年は佐賀北高校との激しい優勝争いを繰り広げながら、あと一歩届かない悔しさを味わってきた。それでも今シーズン、その壁を乗り越え悲願の県総体優勝を果たした。
その原動力について、主将の濟木選手は「半年以上続けてきたディフェンス練習が武器になった」と振り返る。
役割を徹底したディフェンスが最大の武器
清和高校の伝統でもある前線からのディフェンス。その土台は変わらないが、今のチームは「前線の選手もバックコートの選手も、それぞれが自分の役割を理解し、責任を持ってプレーできています」と濟木選手は話す。
一人ひとりが役割を徹底し、全員で守る意識を共有することが、県内屈指の堅守を支えている。
九州大会で見えた全国への課題
県総体優勝後に出場した九州大会では、全国レベルを見据える上で新たな課題も見つかった。
「ボール運びを遅らせるディフェンスは九州大会でも通用しました」
自信を深めた一方で、フィジカルやスピード、リバウンドでは県外の強豪との差も実感したという。
「強度の高い試合の中でも、自分たちのオフェンスを最後までやり切ることが課題です」
全国の舞台へ向け、チームはさらなるレベルアップを目指して練習を重ねている。
笑顔で語る監督の素顔
インタビューでは、貞松監督の意外な一面についても笑顔で語った。
「髪型が変わるだけで印象が全然違うんです(笑)。前はマッシュヘアで、その方が親しみやすいです(笑)」
普段は親しみやすい雰囲気の貞松監督。しかし、コートに立てば表情は一変し、選手たちと真剣に向き合う。そのギャップも、濟木選手の印象に残っているようだった。
合言葉は「笑っちゃおう」
チームの合言葉は「笑っちゃおう」。
苦しい場面でも下を向かず、笑顔でプレーを楽しむ。その前向きな空気が、接戦をものにする力にもつながっている。
現在のチームには、高校でインターハイに出場した経験を持つ選手はいない。濟木選手は「初めての全国なので緊張すると思う」と率直な思いを明かしつつ、「今まで積み重ねてきたことをしっかりコートで出したい」と意気込みを語った。
インターハイ初戦の相手は群馬県代表・桐生市立商業高校。
「ディフェンスからしっかり前でプレッシャーをかけ、自分たちが練習してきたことを出し切りたい。一戦でも多く勝ち進みたい」と力を込める。
チーム全員が初めて挑むインターハイ。磨き続けてきた堅守と、「笑っちゃおう」の合言葉で培った前向きなチーム力を武器に、清和高校女子バスケットボール部が全国の舞台に挑む。
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