【2026 佐賀 総体 フェンシング】仲間と歩んだ3年間、そして選手宣誓への思い 佐賀商業高校 一ノ瀬倭

5月30日(土)、SAGAプラザ フェンシング場にて令和8年度第64回佐賀県高等学校総合体育大会フェンシング競技(サーブル)の男子個人決勝が開催され、一ノ瀬倭(佐賀商)が優勝を果たした。
開会式では選手宣誓を務めた一ノ瀬。県代表として大会に臨んだ3年生は、フルーレで味わった悔しさを力に変え、サーブルで県の頂点へと駆け上がった。
佐賀商業高校 一ノ瀬倭 選手
「期待に応えられなかった」フルーレでの悔しさ
優勝を果たした一ノ瀬だが、大会当日は決して順風満帆だったわけではない。
フルーレ男子決勝では、同じ佐賀商業高校の1年生・淵要介と対戦。後輩との頂上決戦に敗れ、準優勝という結果に終わった。
試合後、一ノ瀬は「自分が勝ちたかったという気持ちも大きかったですが、それよりも他の人の期待に応えられなかったことが悔しかったです」と率直な胸の内を明かした。
結果についても「満足はできていません」と語り、悔しさをにじませた。しかし、その視線はすでに次の戦いへ向いていた。
「楽しんで勝つ」――仲間とともに歩んだ3年間
高校総体は、一ノ瀬にとって3年間の集大成となる舞台だ。
一ノ瀬は「勝ちに行くことも大切ですが、それより楽しんで勝つことを目標にしたいと思います」と、自身が大切にしている思いを語った。
また、高校生活を振り返り、「みんなで辛いことや楽しいことを過ごしてきた仲間です。その経験を十分に発揮して戦いにつなげたいと思います」と話し、共に歩んできた仲間への感謝を口にした。
今大会では開会式で選手宣誓も担当。「選手宣誓は自分だけでなく、ほかの選手も含めて代表として行うものです。勝っても負けても『最高だった』と思える大会になってほしいという思いがありました」と振り返る。
競技者としてだけでなく、佐賀県の高校生アスリートを代表する立場として大会に向き合った一ノ瀬。その思いは、自らが掲げる「楽しんで勝つ」という言葉にも表れていた。
悔しさを乗り越え、サーブルで頂点へ
フルーレ競技後のインタビューでは、「これまで以上に練習してきたので、その成果をしっかり発揮して、なおかつ楽しみながら優勝したい」と語っていた一ノ瀬。
その言葉通り、サーブル男子個人では見事に優勝。フルーレで味わった悔しさを力に変え、県の頂点へと立った。
今後については、「九州大会ではベスト4、インターハイではベスト8、団体戦では優勝を目指して頑張りたい」と力強く語る。
フルーレでの敗戦を乗り越え、サーブル王者となった一ノ瀬倭。選手宣誓に込めた思いを胸に、九州、そして全国の舞台へ挑戦を続ける。
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