【2026 佐賀 総体 剣道男子団体】三養基高校が団体優勝 主将・陣ノ内が語る決勝リーグの戦い

5月31日(日)、SAGAアリーナで行われた令和8年度佐賀県高等学校総合体育大会剣道男子団体で、三養基高校が優勝を果たした。
決勝リーグは4校による総当たり戦。緊迫した試合が続く中、粘り強く勝ち切った三養基がインターハイへの出場権を獲得した。
かちスポでは、チームを率いた3年の陣ノ内康晴選手にインタビューを実施。激戦となった決勝リーグの振り返りと、その先に見据える戦いについて話を聞いた。
陣ノ内康晴 選手

■仲間に託された一戦、揺れた心
決勝リーグ初戦の龍谷戦。仲間が勝利をつないだ中で、陣ノ内選手に回ってきた一戦だった。
流れのまま次につなげたい――そんな思いで臨んだが、結果は敗戦。
試合後には、少なからず焦りが生まれていたという。
「流れをつないでいきたいと思っていたんですけど、負けてしまって焦りが出てしまいました」
続く小城戦では、再び仲間がリードを作る展開。その中で回ってきた場面では、自分の役割をしっかり果たした。
「前が勝ってくれていたので、あとは自分が守りきるだけでした」
一本を守り切り、チームに勝利をもたらす。少しずつ流れを取り戻していった。
■支え合うチームの力
決勝リーグ後半に進むにつれ、苦しい場面は増えていった。それでも選手たちは互いに声を掛け合いながら戦い続けた。
「きつい場面も多かったですが、みんなで声を掛け合って支え合いながら乗り越えられました」
一人で勝つのではなく、チームで勝つ。その意識が最後まで途切れることはなかった。
陣ノ内選手にとって、この一年は最高学年としてチームを引っ張ってきた一年でもあった。大切にしてきたのは、大事な場面で力を発揮できる強さだという。
「勝負どころでしっかり力を出せるように、雰囲気にのまれない気持ちは意識してきました」
その積み重ねが、今回の結果につながった。
■拮抗した一戦を勝ち切る覚悟
最終戦となった敬徳戦は、最後まで拮抗した展開となった。どちらに転んでもおかしくない状況。そんな中で回ってきた自身の試合。
陣ノ内選手は、その瞬間に強い覚悟を持っていた。これまでともに戦ってきた仲間、支えてくれた先生をインターハイへ連れていく――その強い思いで試合に臨んだ。
「絶対にこの試合を取って、みんなで次のステージに行きたいという気持ちでした」
副将が勝利を持ち帰り、チームの空気は「勝つしかない」というものに変わる。その流れの中で、最後の一本にすべてをかけた。
■見据えるのはその先の頂点
優勝を果たし、次に控えるのは九州大会、そしてインターハイ。
そこに向けた目標は明確だ。
「優勝しかないと思っています」
迷いのない言葉だった。
県内で勝ち切ったその先へ。
三養基高校剣道部は、さらなる頂点を目指して進み続ける。
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