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【新人戦2026 注目チーム特集】 鹿島高校レスリング部 石田莉央奈選手にインタビュー

配信:
2026/9/15 6:00:00
取材:
2026/9/9 7:30:00
【新人戦2026  注目チーム特集】 鹿島高校レスリング部 石田莉央奈選手にインタビュー
SSPフレッシュシリーズ鹿島高校レスリング

3年生が引退し、新体制でのスタートを切った鹿島高校レスリング部。女子主将を務める石田莉央奈選手は、九州大会優勝を目標に掲げ、日々の練習に励んでいる。

石田主将が大切にしているのは、自分の課題と向き合い、得意とする「落とし」からのタックルを磨くこと。そして、先輩たちがそうしてくれたように、今度は自分が周囲を引っ張っていくことだ。

試合では自分の技でポイントを奪い、相手の攻撃は確実に防ぐ。自分らしいレスリングで勝利を目指す石田主将に、新チームへの思いや自身の強み、新人戦への意気込みを聞いた。

石田莉央奈選手


先輩たちの姿を受け継ぎ、チームを引っ張る

3年生が引退し、新たな体制となった鹿島高校レスリング部。女子主将を務める石田選手は、これまで先輩たちが担ってきた役割を受け継ぎ、チームの先頭に立つ。

新チームでどのような主将を目指すのか。石田選手は、短い言葉に決意を込めた。
「しっかりとみんなを引っ張っていけるように頑張りたいです」

引退した先輩たちは、練習の中で後輩たちと向き合い、技術面についても丁寧に伝えてきたという。石田選手にとって、その姿勢は新チームを率いるうえでの一つの手本となっている。
練習では、男子と女子が分かれるのではなく、一緒にスパーリングに取り組む。性別にかかわらず互いに技を試し、それぞれの課題を確認しながら競技力を高めている。

また、鹿島高校レスリング部の強みについて、石田選手は一人ひとりが自分の武器を持っていることを挙げた。
「一人ひとりが、自分の得意技をしっかり持っているところです」

それぞれが異なる得意技を持ち、自分の技を磨いていく。先輩たちから受け継いだものを大切にしながら、今度は石田主将が周囲を支え、新たなチームを引っ張っていく。

「落とし」からのタックルで、自分のレスリングを

石田選手が得意としているのは、相手を崩してから仕掛けるタックルだ。特に、相手が組んできた場面で頭を落として体勢を崩し、自分が有利な形をつくる「落とし」を強みとしている。
「相手が組んできた時に頭を落として崩しながら、自分が有利な体勢をつくってタックルに入ります。落としからのタックルが得意です」

正面からそのままタックルを仕掛けるのではなく、まずは相手の体勢を崩す。そこから素早く入り、自分の形に持ち込むことでポイントにつなげていく。
石田選手が試合で目指しているのも、得意技を生かした自分らしい展開だ。
「しっかりと自分のレスリングを出して、自分の技でポイントを取って試合を進めたいです」

一方で、さらに高いレベルで勝つためには、タックルへ入った後の動きに改善すべき部分があると感じている。
「タックルの切れと、タックルに入ってからの処理をしっかりすることが課題です。相手にディフェンスされないように、自分で相手をコントロールしてポイントにつなげたいです」

タックルに入るだけでは、ポイントにはならない。相手の守りを受けても動きを止めず、自分でコントロールしながら最後まで技を決め切ることが求められる。
相手を崩して、自分の得意な形へ持ち込む。
そして、仕掛けた技を確実に得点へつなげる。その精度を高めることが、石田選手の目指すレスリングにつながっている。


動画で課題を確認し、生活から体を整える

得意技をさらに磨くため、石田選手は普段の練習から自分の課題を細かく確認している。その方法の一つが、動画を使った振り返りだ。
「自分のできないところや課題をしっかり直せるように、動画を見ながら反省しています。できるだけ課題をなくせるように取り組んでいます」
自分ではできていると思っていても、映像で確認すると動きの遅れや体勢の違いが見えてくる。タックルに入るタイミングや、その後の処理までを振り返り、次の練習での改善につなげている。

鹿島高校レスリング部では、放課後だけでなく朝の練習にも取り組んでいる。ロープトレーニングやシャトルラン、ランニングなど、体力的に厳しいメニューも多い。学校がある日には、朝と放課後を合わせて約3時間半をレスリングの練習に費やすという。

他方、石田選手が練習以外の時間で大切にしているのは、睡眠と食事、そして体のケアだ。
「睡眠をしっかり取って、食事では脂質を取りすぎないようにしています。タンパク質と炭水化物はしっかり取るようにしています」
レスリングは体重別に階級が分かれる競技のため、普段から体の状態を把握することが欠かせない。体組成を測定しながら、体脂肪や食事内容にも気を配っている。好きな菓子類を我慢しなければならない時もあるという。

また、自宅ではけがを防ぐためのストレッチにも取り組んでいる。
「家では、けがをしないためにストレッチをしています」

動画で技術的な課題を確認し、厳しい練習で体力を磨く。さらに、食事や睡眠、ストレッチを通して体を整える。試合で自分の力を発揮するための準備は、マットの上だけで行われているわけではない。


攻撃も守りも磨き、九州大会優勝へ

石田選手が目下の目標として掲げるのは、九州大会での優勝だ。
「目標は、九州大会で優勝することです」
新人戦で良いスタートを切って勝ち続けることが最終的なゴールだという。
その目標を達成するために必要なのは、結果だけを追うことではない。自分の得意技を出し切り、ポイントを奪いながら試合を進めることを一つの到達点としている。

攻撃では、落としからのタックルで相手の体勢を崩す。タックルに入った後も相手をコントロールし、確実にポイントへつなげる。

一方、新人戦へ向けて仕上げていきたいのがディフェンスだ。
「どんな技でもしっかりディフェンスして、相手のポイントにつなげられないように頑張っていきたいです」
自分の技でポイントを奪うだけでなく、相手の攻撃を防ぎ切る。攻撃と守備の両方を磨くことが、自分のペースで試合を進めるための鍵となる。

また、練習場に掲げられた言葉も、石田選手の競技に向き合う姿勢を支えている。中でも心に残っているのは、強さと日頃の行動を結び付ける教えだという。
「正しい心を持つことや、強い心を持っている人は悪い行いをしないという言葉が心に残っています」
競技が強ければ、それだけでいいわけではない。日頃から正しい行動を心掛け、心の面でも強い選手を目指す。その教えを胸に、石田選手は日々の練習に向き合っている。

先輩たちが支えてくれたように、今度は主将として仲間を引っ張る。
自分の課題を動画で振り返り、食事や睡眠にも気を配りながら、得意とするタックルを磨いていく。
目指すのは、自分の技でポイントを奪い、相手にはポイントを与えないレスリング。
石田莉央奈主将は、新体制となった鹿島高校レスリング部を率い、自分らしい戦いで九州の頂点を目指す。

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株式会社WIDE -

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