【2026 佐賀 総体 剣道女子団体】三養基高校が女子団体優勝! 主将・片地選手が語る懸けてきた思い

5月30日(土)、SAGAアリーナで行われた令和8年度佐賀県高等学校総合体育大会剣道女子団体で、三養基高校が優勝を果たした。
決勝リーグ最終戦では事実上の決勝となった龍谷高校と激戦を制し見事頂点に立った。悔しさを乗り越えてつかんだ頂点。チーム一丸となった戦いで勝ち切り、インターハイへの切符を手にした。
かちスポでは、主将の片地枇愛選手にインタビューを実施。優勝の裏側にあった思いと、チームが積み重ねてきた戦いの形を聞いた。
■努力が報われた優勝、支え合ったチーム
優勝が決まった瞬間、感極まりながら答えた片地選手の言葉にまず表れたのは、自分自身ではなくチームへの感謝だった。
「今まで努力してきたことが報われて本当にうれしいです。自分は何もできていないんですけど、チームのみんなに支えられました」
主将としてチームを引っ張ってきた立場であり、その言葉には周囲への感謝の思いが込められていた。日々の稽古や試合の中で、互いに支え合ってきた時間があったからこそ出てきた言葉だった。厳しい練習や思うようにいかない時間もあった中で、それでも全員で前を向き続けてきた。その積み重ねが、優勝という結果につながった。
■流れを引き寄せた一本とチームの勢い
試合の中で大きな転機となったのは、3年・甲田選手の一本だった。拮抗した状況の中で生まれたその一本は、単なる一本にとどまらず、チーム全体の空気を大きく動かした。
「甲田が勢いのある一本を取ってくれて、そこから流れが良くなりました」
その一振りをきっかけに、チームの士気は一気に高まり、試合の流れを引き寄せていく。一本が持つ意味の大きさを象徴する場面だった。
勢いを得た三養基は、その後も粘り強く戦い、最後まで崩れることなく勝利をつかみ取った。流れを作り、それを逃さない強さが光っていた。
■悔しさを力に変えた日々
このチームを優勝まで引き上げたのは、過去の悔しさだと片地選手は語る。全国選抜予選で味わった敗戦。その経験が、チームの意識にも影響を与えた。
「もう悔しい思いはしたくないという気持ちで、練習からやってきました」
その思いのもと、厳しい稽古にも前向きに向き合ってきた。苦しい場面でも声を掛け合い、互いに高め合ってきたという。
さらに、試合状況に応じた戦い方も徹底してきた。リードしている場面、追いかける場面、引き分け――それぞれでどう動くかを話し合い、準備を重ねてきたという。
積み上げてきたものがあるからこそ、試合でも迷いなく力を発揮できた。
■仲間と挑む、最高の舞台へ
試合中や練習で支えになったのは、やはり仲間の存在だった。
「きつい時でも『できるよ』って声をかけてくれて、本当に力になりました」
互いに声を掛け合いながら、最後まで自分たちの力を出し切れる状態を保っていた。その結束を武器に勝ち取った優勝。そして視線はすでにその先へと向いている。
「必ず九州と全国で優勝して恩返ししたいです」
共に乗り越えてきた仲間、自分を成長させてくれた先生、寄り添ってくれた家族。
その全員で支え合いながらつかんだ頂点。その強さを胸に、三養基は九州大会・全国へと挑む。
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