【高校総体 2026 注目チーム特集】変化を力に、連覇のその先へ―― 佐賀北高校女子バスケットボール主将・竹下二野

変化を力に、連覇のその先へ――
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走力と外角を武器に、佐賀北高校バスケ部の現在地
昨年、一昨年と頂点に立ち続けてきた佐賀北高校バスケットボール部。
3年生が抜け、新体制となったチームは「変化」を受け入れながら、次なる挑戦に踏み出している。
高さに頼るのではなく、走力とスピード。
インサイド一辺倒ではなく、外角からの得点――。
自分たちの強みを見つめ直し、より“全員で戦うバスケ”へと進化を遂げている。
かちスポでは、佐賀北高校女子バスケットボール部主将・竹下二野選手にインタビューを実施。
本記事では、新チームの特徴と総体(インターハイ予選)への思いに迫る。
高さから走力へ――意図的に変えたチームスタイル
「昨年より身長は少し低くなりました」
昨年までのチームと比べ、今年のチームには大きな変化がある。
その現実を受け止めた上で、チームはスタイルの転換を図った。
ディフェンスでもオフェンスでも“走ること”を徹底し、ドライブから外角へ展開する形を増やしている。
「インサイドだけでなく、外からのシュートを増やして、そこで得点を取っていこうとしています」
高さではなく、機動力と展開力で勝負する。それが今季の佐賀北高校が目指すバスケットだ。
県内制覇、そして全国の舞台へ
今年のチームには、譲れない目標がある。
「総体とウインターカップで県内を勝ち切り、インターハイとウインターカップに出場することです」
ただし、全国出場はゴールではなく、新たな挑戦の始まりにすぎない。
そのために、現在力を入れているのがディフェンスの強化だ。
「コミュニケーションを取りながら、ディフェンスがしっかり連動するところを突き詰めていきたいです」
個人ではなく、5人で守る意識が、勝利への土台となる。
成長を感じる“声”の変化
目標に向かっていく過程の中で、感じている変化もある。
「ディフェンス練習中でも、試合中でも、味方同士のコミュニケーションは前より増えたと思います」
かつては静かだった練習や試合の空気も、今では確認や指示の声が飛び交うようになった。確かに取材当日の練習中にも都度細かなミーティングが見られた
この変化こそが、新チームの成長を象徴している。
練習を“やり切る”ための工夫
日々の練習で大切にしているのは、振り返りの時間だ。
「1回1回、練習が切れるたびにチームで集まって、悪かったところをしっかり話し合っています」
その場で改善点を共有し、次のプレーに生かす。
一つひとつの練習を無駄にしない姿勢が、チーム力の向上につながっている。
コート外からもつくるチームの土台
私生活や学校生活でも、意識していることがあるという。
「挨拶や制服の着こなしなど、基本的な部分は特に大事にしています」
学校内では、自分たちがバスケットボール部として模範となる行動を心がける。
コート外での積み重ねが、チームの雰囲気と信頼を形づくっている。
持ち味はスピードと外角への展開
今年の佐賀北高校が大切にしているのは、スピード感のある攻撃だ。
「ドライブできる選手が多いので、そこでディフェンスを引き寄せて外のシュートを狙えるところが強みです」
そこで総体で特に注目してほしいポイントについても、次のように語った。
「ドライブからの合わせのシュートは見てほしいです。ディフェンスでは、強いセンターを一人で守るのではなく、全員で対応するところに注目してください」
個ではなく、チームで戦う姿勢が、このチームの魅力だ。
残された時間で磨きたい決定力
総体までの時間は限られている。
「イージーシュートや、入れるべきシュートを落としてしまう場面があるので、そこは確実に決め切れるようにしていきたいです」
一本のシュートに余裕を持てるかどうかが、試合の流れを左右する。細かな点数やチャンスにも真剣に食らいつくそのような姿勢が県内王者たる所以なのだろう。
3連覇、そして“県を代表する存在”へ
最後に総体への意気込みを聞くと、力強い言葉が返ってきた。
「一昨年、昨年と優勝しています。バスケといえば佐賀北高校だと思ってもらえるように、全員で勝っていきたいです」
変化を恐れず、自分たちのスタイルを磨き続ける――。
佐賀北高校バスケットボール部は、連覇のその先を見据えてコートに立つ。
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